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暗黒時代の街
先日友人に誘われて、使わなくなったフィルムカメラを中古カメラ店に売りに、20代の頃ずっと住んでいた中野まで出かけてきました。
査定してもらっている待ち時間に線路沿いに昔からある、小さなかわいらしいカフェ、カルマでランチしました。
http://karma-marka.org/

無造作に置かれた雑誌や本棚にぎゅうぎゅう詰めになっている本、窓枠に取り付けられた棚に飾ってあるキレイには伸びてない植木鉢たち・・・中途半端に散らかった友達んちに遊びに来たような感覚の力の抜けたカフェなのです。

一緒に行った友達は、意外にもこういう庶民的(ごめんなさい)なカフェがたいそう心地よいらしく、ああこんなカフェが近所にあったら毎日来るのになあとつぶやいていました。

そんな友達とは逆に、わたしにとって中野は20代の辛くて長い日々を過ごした、忌まわしい思い出しか残っていない暗黒の街なので、用事があって行くとなってもついつい肩に力が入ってしまうのです。
まあ、若い頃には人それぞれもがき苦しんだこともあるでしょう。
20代の頃は(いや、30代になってもですが)よく病気になったもので、カルマの前の道を真夜中のどしゃぶりの中、腸炎になったわたしは這いつくばるようにずぶぬれで帰ったこととか、インフルエンザになり、1週間高熱で寝込んでいると家の中に口にするものが底をついて、これまた這いずり回って、コンビニまでアクエリアスを買いに行ったことや、お風呂屋さんに行く途中にしょっちゅうでっかいネズミが目の前を横切ったことや、デザイン事務所から深夜に帰宅するとお風呂屋さんが閉まっていて、仕方なく人生初経験のコインシャワーとやらに行ったときに、「ああ、今日がわたしの人生で一番どん底の日だ」と思ったこととか・・・限りなく思い出されるのです。

そんな暗黒時代があったおかげで、多少は打たれ強く、図太く生き残れてきたのかもしれません。写真のようなかわいらしいランチをいただきながら、友達にブツブツと思い出を語ると、同じ時代を同じ街で過ごした友達にとっては、中野は平和な時代だったそうです。まあそんな友達にもそのあと、暗黒時代が何年か後にやってきた訳で・・・誰でも通る道なのですね。

今となってはいい思い出・・・いや!絶対に戻りたくはないけれど、こんなランチを食べながら語る日が来るなんて、その頃には想像もつかなかった。

カルマ

| 日記 | 03:34 | comments(1) | trackbacks(0) |
コメント
わたしゃ、、未だ暗黒時代まっ只中ですが、、(;´Д`A ```
人生いろいろでたのしいじゃないの〜〜!
美味しいそうなランチ。
では、楽しいGWを!
| まつもと | 2009/04/30 10:32 AM |
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